自分で行う!エタノールを使用した壁カビ殺菌方法

カビを放置して起こる悲劇は建物全体に及ぶ

家のお掃除で活躍してくれるエタノールは、医療機器の消毒にも使用される程、人体にとって安心して使用できる代物である。

そしてエタノールはやっかいなカビに対しても効果を発揮してくれるのをご存知だろうか?

進行した根強いカビ除去には特殊な洗浄剤と知識が必要となるが、

カビの応急処置の殺菌、予防としてエタノールを活用することができる。

カビ対策で使用できるエタノールの使い方や作用を知り、普段から自分でもカビ対策に挑戦していただきたい。なぜなら、カビ発生による実害は非常に危険だからである。

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カビを放置して起こる悲劇は建物全体に及ぶ

壁の内側まで繁殖したカビの様子1
壁の内側まで繁殖したカビの様子2

上記の画像は壁の内側まで繁殖したカビの様子である。表面の壁からはカビの黒点が点在しているだけの場合でも、放置しておくと壁の内部までカビは繁殖し、建材、塗料、接着剤を栄養源にして、カビは建物全体に行き渡る。カビは水気が多い浴室だけではなく、どこにでも発生し繁殖を進めることを覚えておいていただきたい。建物全体にカビが発生することは、見た目だけの不快感では済まされない。カビ発生で起こる最大の問題は、人体への影響である。

 

カビが与える恐ろしい実害4つ

①身体的・精神的な被害から、最悪の場合命にかかわる

①身体的・精神的な被害から、最悪の場合命にかかわる

カビを発見しており、原因不明の頭痛・微熱が続いている場合、早急に病院へ行き、カビが身近に発生していることを医師に伝える必要がある。カビの胞子が体内に入り込むと免疫を低下させ、アレルギーの発症や悪化、皮膚炎だけでなく、そのまま住み着いて体内で繁殖し、命にかかわる病気、真菌症を引き起こす結果となる。真菌症には深在性真菌症と表在性真菌症の2つがある。

  • 深在性真菌症

人体が免疫を失い身体の抵抗力が弱まった時に猛威をふるい出すもので、これには、カンジタ症、クリプトコックス症、アスペルギルス症、ムコール症などがある。

  • 表在性真菌症

代表的なものに水虫や、赤ちゃんのオムツカブレなどのカンジタ症がある。カビの毒を総じてマイコトキシンといい、この毒は加熱によっても分解しないため、中毒や時には発癌し死に至らしめることもある。

全身にカビ菌がまわると手の施しようがなく、体内を蜘蛛の巣で覆ったような状態になると言われている。特に免疫力が低い小さなお子さん、お年寄り、そして妊婦さんがいらっしゃる場合は要注意だ。

②一部の建材被害だけでなく、建物全体の寿命に関わる

②一部の建材被害だけでなく、建物全体の寿命に関わる

先ほど記載した通り、カビは建材や塗料、接着剤なども栄養にして繁殖を行っている。家はカビの栄養の塊と言っても過言ではない。カビの繁殖を放置しておくと、壁の防水性能は低下し、建物全体の劣化を進ませる原因ともなっている。

③カビ共にダニも増加し、第二被害が起こる

ダニの中にはカビを餌にしている種類も多く、またカビの好む環境(高温・高湿・汚れ)はダニも好む環境と一致している。餌であるカビが繁殖すればダニも活発になり、これによっても人体被害が発生する。ダニの中には人体にとって無害なものもあるが、最も多く生息しているチリダニは、アレルギー性疾患の原因といわれており、なんと死骸や抜け殻、糞までもが人体に害を及ぼす。ほかにも結膜炎、皮膚炎の原因としてダニはその人の弱点を狙ってダメージを与える。

④除去が困難になり、大掛りな施工が必要になる

④除去が困難になり、大掛りな施工が必要になる

カビをそのまま放置しておく恐ろしさがわかってきた。さらに、放置だけでなく市販のカビ取り剤を何度もむやみに使用することで、カビの種類によっては、カビ菌に抗体ができる、又は勢力を増すなどの事態に陥る。カビ取り剤で一見綺麗になったと感じるのは、カビの色素のみ漂白しただけにすぎず、カビ菌は壁の奥深く、そして部屋全体に充満していく例が見られる。

市販のカビ取り剤には殺菌よりも漂白の方が強いものが多く、一見除去できたように感じるが、根本的な除去は難しいとされている。

 

エタノールを使用した壁カビ殺菌方法

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市販のカビ取り剤は殺菌よりも見た目を重視したカビ色素の漂白の力が強く、また強力なカビ色素を漂白するために強い薬剤が使用されていることが多い。これによって壁材を傷つける可能性が非常に高い。もしも市販のカビ取り剤を使用したい場合は、換気がしっかりとできて、水でしっかり洗い流せる浴室のみでの使用がよい。

では、室内の壁で安全にカビ殺菌にはどうすれば良いか。ここでエタノールの登場である。例として室内の壁紙のカビ殺菌方法をお伝えする。

 

用意するもの

・消毒用エタノール(適量)…カビの細胞を破壊する効力がある(殺菌効果)

・重曹(適量)…汚れを分解する効力がある

・酸素系漂白剤(衣類用粉タイプ)(適量)…色素を分解し、除菌・消臭の効力もある

・水(適量)

・メラミンスポンジ…白く消しゴムのような見た目で、家至る箇所のお掃除に活躍してくれる。

・ラップまたはキッチンペーパー(適量)…適量

・新品の雑巾(3枚)

  • エタノールは消毒用を使用する!

エタノールには無水エタノールと消毒用エタノールの2種類があり、無水エタノールは濃度99%、消毒用は濃度80%である。一見、無水エタノールの方が殺菌効果は強いように感じるが、無水の状態では殆ど殺菌効果はない。

もしも無水エタノールしか無い場合は、無水エタノールが80%の濃度になるように水で薄める。水は水道水だと変質しやすいため、精製水を使用すると良い。

 

  • 漂白剤の「塩素系」「酸素系」の違いを知っておく!

【塩素系漂白剤】

漂白の効力が強く、染料も脱色する。浴室や台所のシンクなどの水で洗い流せる箇所のみに使用し、色物や繊維物などには使用できない。また酸性のものと混ざることで塩素ガスが発生する為、取り扱いには充分注意が必要である。

【酸素系漂白剤】

染料は脱色しない為、色物にも使用できる。酸化(水に溶かす)する力で色素を分解し、また除菌や消臭の効力もあるとされている。酸素系は塩素系よりも漂白効果は弱いものの、染料を脱色することは無いといわれている。洗濯で言えば、色物の衣類にシミが付いた際などに使用する漂白剤である。すでにお持ちかもしれない。

 

手順

①重曹ペーストを作る

①重曹ペーストを作る

重曹を容器に入れて、そこに水を少しずつ加えてペースト状にする。これは壁に塗りつけるので、水っぽくならないように調整しながら、固めのヨーグルト状にすると良い。

重曹ペーストが出来たら、カビの色を落とす為に酸素系漂白剤をペーストに加えて混ぜ合わせる。

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②エタノールでカビを殺菌する

②エタノールでカビを殺菌する

綺麗な雑巾に消毒用エタノールを付けて、カビが発生している箇所にゆっくりと塗りつける。この際にカビの胞子が飛散しないように意識して、綺麗に拭き取っていくように手を動かす。

エタノールで拭き取れないカビが残ればメラミンスポンジで擦って落とす。メラミンスポンジを使用した後は、菌や汚れを含んだ粉が床に落ちている為、掃除機を使って片付ける。(エタノールで殺菌したカビではなく、生きたカビは掃除機で吸うことで飛散させてしまうので殺菌したカビのみに掃除機は使用する)メラミンスポンジ使用後は、もう一度、消毒用エタノールで表面を拭き取る。

③重曹ペーストを塗り、汚れを分解する

③重曹ペーストを塗り、汚れを分解する

エタノールが乾くまで待ち、乾燥後、事前に作っておいた重曹ペーストをカビ発生箇所に塗っていき、上からラップをかけて3時間程そのままにしておく。3時間後、ラップをはがし重曹ペーストをしっかりと拭き取る。

④乾拭き&後片付けをする

④乾拭き&後片付けをする

最後に壁が湿った状態にしたまま終わらせず、必ず乾拭きを行う。湿った状態にしておくと、残ったカビ菌の増殖を進めてしまうので最後までしっかりと乾燥させる。完了したら、カビ菌を残さないように、再度作業周辺を掃除機で片付ける。

 

エタノールの使用ポイント3つ

手順③に入る前には、②で使用したエタノールが必ず乾いてから行うこと。

消毒用エタノールは引火しやすいので、キッチンまわりの壁紙に施す場合は火気に絶対に近づけないよう、細心の注意を払う。作業が終わり、エタノールが完全に乾くまで、タバコの火、ライターも使用をしないこと。

エタノールで殺菌や掃除を行っていけない箇所もあるので確認しておく

ニス塗装箇所、革製品、スチロール製品、火気のある場所である。

革製品やニス塗装箇所に使用すると、光沢が失われて、またニスやワックスが剥がれてしまう可能性がある。

 

エタノールとアルコールの違いとは

一言でいうと、エタノールはアルコールの一種である。

エタノールは、でんぷん等をアルコール発酵させて作られており、お酒のアルコールとほとんど同じようなものであり、エタノールは人が口にしても基本的には無害で、殺菌効果がある為、防腐剤、食品添加物の原料などとして使われている。さらに先ほど少しお伝えしたように、販売されているエタノールにも下記のように種類がある。

■消毒用エタノール(成分は水、エタノールのみ)

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この消毒用エタノールは純粋に水とエタノールのみが成分で、口にしても基本的には害はなく、酒税がかかり値段は高くなる。

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同じ消毒用エタノールだが、水、エタノールに+飲用できないアルコールが含まれている。こちらは酒税がかからない。

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エタノールのみであり、水を使用できない精密機器(身近であればパソコンなど)の洗浄や、自家製の虫除けスプレー、化粧水を作るためにも使用されている。こちらも酒税がかかるため価格は高くなる。

「消毒用」と聞くと怪我をした際の消毒にも使用できそうだが、「成分が水、エタノールのみ」の消毒用エタノールであれば傷口の消毒で使用できる。しかし物凄く沁みるため、傷口にはそれ用に作られた消毒液を使用してほしい。また傷口に絶対にしてはいけないのが「成分が水、エタノール、他のアルコール」の使用である。エタノールは掃除やカビ予防のみに使用して傷の手当てには使用しないものと覚えておいてほしい。

 

カビを発見した際の正しい行動

カビ予防を行い、発生させないことはもちろん大事だが、カビが発生しているのに放置する方が重大なことである。もしもカビを発見した場合の正しい行動を順にお伝えする。

①状況を確認する

②応急処置(先述のエタノールを使用した殺菌)

③専門業者に相談し除カビ防カビを行ってもらう

④カビ予防を習慣的に行う

 

状況確認

カビが壁全体、または小さな点であっても、あらゆる箇所に点在して繁殖している場合は、部屋全体にカビの胞子が飛んでおり、素人では除去しきれない状況である。すぐに専門業者に状況を説明の上、カビ除去の相談をする。壁のほんの一部にしかカビが確認できない場合は、まず自分で応急処置を行ってみる。

 

応急処置

度々となるが、市販のカビ取り剤の多くは殺菌効果よりも、カビの色素を落とす為の漂白効果の方が強い為、室内の壁に使用すると変色脱色を起こす危険性もある。紹介した消毒用エタノールでの殺菌は、安心して行え、また根本的な問題であるカビ殺菌に有効である。

 

専門業者に相談し除カビ防カビを行ってもらう

確認の段階でカビの発生が初期段階ではなかった場合、また応急処置後、暫くしてまたカビが発生した場合は、カビ取り・予防専門の業者に相談する。ここで依頼する業者は必ず「カビ取り・予防専門業者」である。カビ菌に対する専門知識を生かし、除カビ防カビを、建材と人体に安全な方法で対応してくれるのは、専門の業者だけと思っていただいてよい。

 

カビ予防を習慣的に行う

除カビ・防カビを行ってもらったら、専門業者に今後の対策や予防も相談してみよう。環境にあわせた提案や保証内容についての話をしてくれる。そしてこの後に紹介するエタノールを使用した掃除と殺菌を習慣とすることで、カビを遠ざけることが可能である。またカビ予防で大切なことは湿度を60%以下に保つことである。温度を確認するように、湿度計を設置して湿度も日々確認していただきたい。

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家のお掃除にも大活躍!エタノールの様々な使用方法

家のお掃除にも大活躍!エタノールの様々な使用方法

消毒用エタノールの基本的な使い方は、掃除や殺菌したい箇所に少量ずつスプレーし、揮発してしまう前に拭き取ることである。火気に注意すると共に、換気も行いながら使用する。

 

浴室の椅子や洗面器のカビ予防に

浴室用のアイテムには防カビ加工の素材で作られたものが販売されているが、そうでない物は気をつけていてもカビはほぼ発生する。理想の習慣としては、浴室使用後、タオルで浴室内と椅子や洗面器などのアイテムの水気を拭き取り、一週間に1度消毒用エタノールを軽くスプレーするとカビ発生を抑えることができる。

 

エアコンの吹き出し口の予防と殺菌に

エアコン内部は湿度が高く、特に吹き出し口はカビが発生しやすい。割り箸などに古着のTシャツの端切れを巻きつけ、そこに消毒用エタノールを染み込ませる。これで吹き出し口をなぞるように丁寧に拭き取ることで、エアコンだけでなく、綺麗な空気を保つこともできる。

 

クローゼットの壁カビ予防に

クローゼットや押入れの内部も湿気がたまり易く、またカビの栄養ともなる埃もたまりやすい。定期的に中のものを全て出し、先に埃を掃除、壁を乾拭きし、乾燥後に消毒用エタノールをスプレーする。またクローゼットは出来る時には開けて換気を行い、余裕のある収納で風の通り道を確保する。

 

取っ手の垢掃除と殺菌に

カビが最も好む栄養源は垢などのたんぱく質汚れである。取ってにも消毒用エタノールを吹き付け、拭き取ることで見違えるほど綺麗になる。

 

プロにしかできない信じられないカビ除去方法とは?

まずはこちらの画像を見ていただきたい。

まずはこちらの画像を見ていただきたい。

壁という壁にカビがびっしりと発生している。ここまで進行している場合、カビ殺菌に加え、色素も落とすとなると強力な高圧洗浄など壁材や建材を多少傷付けざる負えない、と諦めてしまいそうだ。しかしカビのプロは建材や壁材を傷めることなく、しっかりと除去してくれる。

除去後

見違える程美しくなった壁、驚くのは見た目だけではない。これを優れたカビのプロは、厚生労働省が指定する食品添加物以上のもの(洗浄剤)を使用し、確実に建材や人体に安全な方法で除去してくれるのだ。この洗浄剤は多くの実験をクリアしたもので、扱えるのはカビ取り専門のプロのみである。そして驚くべきプロの技はまだ続くのである。

カビそのものを分解することで根本からカビを死滅してくれる。その為、除カビと同時に防カビ処理を行ってくれて、長期間のカビ発生を防ぐことが出来る。

下記は【カビ発生時】→【カビ除去】→【3年後】の様子である

【カビ発生時】

【カビ発生時】

【除カビ・防カビ後】

【除カビ・防カビ後】

【3年後】

【3年後】

驚くべき技である。根強く発生していたカビを根本的に排除し、それを安全な方法で行っている。放っておくと恐ろしい害を与えるカビは是非専門的な知識と経験、技術を持つプロによって、確実に排除していただきたい。

 

カビ除去は専門業者に依頼すべき理由

カビ除去は専門業者に依頼すべき理由

カビ除去が特殊であり、専門的な分野であることは下記を見ていただくことで一層イメージしてもらいやすいだろう。

種類 発生が多い箇所 特徴
黒カビ 浴室・台所・壁・畳・プラスチック 空気中にも多く、初期では薬剤に弱いが、繁殖しだすと薬剤に対して強い抵抗性を出す
赤カビ 浴室・台所・畳 食品にも寄生し、食中毒の原因にもなる
スズカビ 浴室・台所・結露箇所 薬剤や光にも強く、アレルギーの原因や悪化を引き起こす

住宅に発生しやすいカビの一部だが、進行具合で薬剤に対して抵抗性を出し勢力を増すもの、待ったなしで人体に害を与えるもの、除去の際には飛散に一層気を配るべきものなど、カビの種類、進行具合、また発生箇所や原因によって除去の内容を見極める必要がある。

覚えておくべきことは「カビ除去は汚れ落としではないということである。間違っても、カビを汚れとしてハウスクリーニングに除去をお願いし、高圧洗浄や酸洗いなどは行ってはいけない。色素は落ちるが壁材や建材へダメージを与える可能性が非常に高く、そして根本的なカビ菌除去には繋がらない。

 

エタノールを賢く使って家を清潔に保つ

エタノールを賢く使って家を清潔に保つ

お掃除だけではなく、やっかいなカビ予防にも役立ってくれる消毒用エタノールは、一家に一本持っておくと便利であり、カビ予防を是非ともエタノールで行っていただきたい。エタノール以外でもカビ防止剤などは販売されているが、カビ除去&防止などのように一つの商品に複数の効果があるとうたっている商品であれば、その商品の防カビ効果は期待できず、ほぼ漂白効果のみがほとんどである。購入する場合は防カビ効果一つで売り出している物が良い。消毒用エタノールは安全に、そして様々な場所に使用でき万能な為、上手く習慣のお掃除でも活用いただき、快適な暮らしを維持していただきたい。

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株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

建築業界での経験を活かしたWEBメディアを運営。内装工事マッチングサイト「アーキクラウド」創業者。WEBコンサル事業、コンテンツ販売事業にも携わる。Facebookお友達申請大歓迎です。その他WEB集客、自社メディア構築、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。

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