コンクリート壁のカビ除去を専門業者に依頼すべき理由とは?

コンクリート壁のカビ除去を専門業者に依頼すべき理由とは?

駐車場の壁、外階段の壁、ベランダの壁、室内コンクリート打ちっぱなしの壁など、コンクリートの壁にカビが生えていた場合、あなたならどうするだろうか?

①市販のカビ取り剤で除去を試みる

②部分的な発生なので一先ずそのまま様子を見る

③カビ取り専門の業者に除去の依頼をする

上記の中で、デメリットのないベストな選択といえるのは③のカビ取り専門業者に除去をお願いすることである。

一番行ってはいけないのは①の選択であり、②は根本的な解決までにはならない選択だ。

どうして③がベストな選択であるか。カビ除去の実態を知ることで納得していただけるだろう。

『人、建物に優しいカビ取り専門業者による無料見積り/カビラボ』

 

コンクリート壁のカビを放置してはならない理由

(カビが発生したコンクリート壁の様子)

(カビ取り専門の業者によるカビ除去の様子)

画像を見ていただいてもわかるように、コンクリート壁のカビは見た目に暗く、一部のカビであっても家全体の印象を悪くしてしまう。家を出る時、帰ってくる時に目にする光景は、些細ではあっても日々の気持ちを左右する。

室内のコンクリート打ちっぱなしのお洒落な壁も、カビが発生していれば洗練された雰囲気が一気に崩れていくだろう。

何よりもカビは他の色素汚れとは異なり、見た目だけでなく人体や健材にもダメージを与えてしまう。よってカビを発見した場合に放置しておくことで、自分や家族の健康、そして家の健康を放置することと同じなのである。これが根本的な解決が必要である一番の理由だ。

 

カビがもたらす人体への影響

カビがもたらす人体への影響

カビによって起こる被害は、アレルギーの発症、皮膚炎、免疫力の低下など身体的な部分だけでなく、精神的被害として、ストレス、うつ、不安症などの原因も挙がっている。

コンクリート壁の多くは、駐車場の壁や外壁、塀など広範囲に渡ることが多い。野外だからといって放置しておくと発生したカビ菌は栄養を求めて壁の内部や空気中に飛散し、家全体を囲みこむように繁殖を行う。

もしもカビの胞子が、免疫力が低下している状態の時に体内に入ると、そのまま住み着いて繁殖し命にかかわる病気、真菌症を引き起こすこともある。また人体への影響はすぐに目に見えて発生する場合もあれば、風邪ではない原因不明の頭痛や微熱などが続くといった気付きにくい不調も挙げられている。もしもお子さんが放置したカビ発生のコンクリート壁を触り、その手に小さな傷があればそこからカビ菌は人体に入り込むだろう。カビはたんぱく質が大好物なのである。

 

カビがもたらす建物への影響

カビがもたらす建物への影響

コンクリート壁にカビが発生するということは、そこは風通りが悪く、湿気がこもりやすい。また汚れもつきやすく野外であればコケも同時に発生しやすい。コケが発生するとコケが水分を囲い込み、今まで以上に保湿してしまうため、またカビが発生してしまう。

カビは糸状のものがたくさん絡み合う「糸状菌」で、塗料や接着剤、建材をも栄養にして

枝分かれするように四方八方に壁内部や床の中までも伸びていく。もしもカビが電線などの設備にまで繁殖すると、電気絶縁性が低下し、電気製品の不具合や使用不可となるだけでなく、最悪の場合には火災の原因となることもある。

植物にとってもカビは病気の原因となるため、野外コンクリート壁であっても放置しておくことで家全体への被害は必ず広がっていく。

 

コンクリート壁のカビを応急処置として殺菌する方法

コンクリート壁のカビを応急処置として殺菌する方法

コンクリート壁にカビが発生していた場合、カビ取り専門業者に除去依頼するのがベストであると冒頭でお伝えした。しかし壁のほんの一部に発生している初期段階の場合であれば、繁殖を抑制するために自分で出来ることを試したいと感じるだろう。

そこですぐにできる応急処置としての殺菌方法を紹介する。これは最後に流水で水洗い出来る、又はしっかりと拭き取れる(凹凸に洗浄剤が残らないように出来る)箇所での方法である。

また、初期段階の場合のみの対処であり、カビが面で発生している場合にはカビに抗体が出来る可能性があるため行わずに専門業者に除去依頼していただきたい。

【用意するもの】

・次亜塩素酸ナトリウム入りの洗剤

・ゴム手袋

・マスク

・ゴーグル

・バケツ

・ブラシ、雑巾

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【手順】

①ゴム手袋、マスク、ゴーグルを装着する。これは洗剤や空気中に舞うカビ胞子が作業中に体内に入り込まないためである。

②カビが発生している箇所とその周辺に、泡で出るタイプの次亜塩素酸ナトリウム入りの洗剤を拭きかけて、洗剤に記載されている規定の時間を待つ。室内のコンクリート壁であれば、上からキッチンペーパーで蓋をすることで、床への液だれが防ぎやすい。

③雑巾やブラシで洗剤と共にカビを拭き取るようにこする。この時に洗剤やカビが飛び散らないように静かに動かすとよい。最後は流水で洗い流す。室内壁であればしっかりと拭き取る。流水で流した後は湿ったままにせずに扇風機などで乾かす。

※使用する洗浄剤の使用方法、注意事項を必ず守る。

※コンクリート壁の凹凸部分に埃や汚れがたまっている場合には、カビ除去の前に乾いた雑巾で取り除いてから行う。

※カビが目に見えて発生している箇所だけでなく、その周辺にも胞子は着いている可能性があるため、部分だけでなく、一回り大きめに対処する。

※次亜塩素酸ナトリウム入りの洗剤を使用する際には必ずゴーグル、ゴム手袋、マスクを着用し、小さなお子さんやペットは近づかないようにする。

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市販のカビ取り剤の落とし穴を知る

市販のカビ取り剤の落とし穴を知る

カビ除去したい!と考えた場合に思いつくのは市販のカビ取り剤だろう。浴室などの水洗いがしっかりとできる箇所では多くのカビ取り剤が使用されている。

しかし多くの市販カビ取り剤は殺菌よりも漂白効果の方が強く、「カビの色素」を除去することが優先された成分となっている。見た目も綺麗になり一見カビが取り除けた!と感じるが、実はそうではない。

カビには「核」があり、これを除去できなければ暫くしてまた胞子を伸ばして繁殖を開始するのである。カビ取り剤の宣伝でも「一週間の効き目!」などしっかりと記されている。

(市販カビ取り剤の除去)

(市販カビ取り剤の除去)

カビが発生するたびにカビ取り剤を使用すればよい話かもしれないが、もうひとつ問題がある。カビの色素を除去するには強力な漂白効果を用いらなければならない。

これは使用を重ねることで壁剤にもダメージを与え、劣化させていくこととなる。

さらに人体にとっても強力な漂白効果をもつ薬剤は安全なものではない。匂いで気分を悪くするだけでなく、使用を間違えれば化学熱傷等を起こすこともある。

カビの根本的な解決とは、「安全にカビ核を除去」することである。

カビ菌核の除去は専門的な分野であり、カビに対しての知識と経験がなければ不可能である。

(カビ取り専門業者による除去)

(カビ取り専門業者による除去)

カビ除去をカビ取り専門業者に依頼することをおすすめしたい最大の理由の一つはその方法にもある。カビ菌の核の除去を行う際に使用する洗浄剤は、厚生労働省が指定する食品添加物以上のものは使用せず、汚れだけを化学反応で分解除去してくれる。

これは既存の建材を痛めることなく、また人体への影響も配慮し、建物全体を長寿命化させる方法である。

 

カビ除去は何故、専門業者でないといけないのか?

(カビと共にコケも発生しているコンクリート壁)

(カビと共にコケも発生しているコンクリート壁)

(カビ取り専門業者による除カビ・防カビ)

(カビ取り専門業者による除カビ・防カビ)

カビ除去・予防を専門にしている業者以外、例えばクリーニングを専門にしている業者にも、「カビ除去できます」と請け負ってくれるところはある。

しかしクリーニング業者は色素沈着を落とす事を目的としており、塩酸を水希釈した「酸洗い」か、高圧洗浄による「剥離洗浄」が主体となる。この方法はカビの根本的な問題解決(カビ菌の核の分解除去と防カビ)にはならない。

専門知識はなくても見た目のカビの色素は除去することが出来てしまうので勘違いしやすいが、カビの根本的な解決を求めるのであれば、カビ除去・防止を専門にしている業者に依頼するべきである。

 

カビ除去と防止には専門的な知識が必要な理由

カビ除去と防止には専門的な知識が必要な理由
種類 特徴
黒カビ 空気中に多く乾燥にも比較的強い。初期では薬剤に弱いが、繁殖しだすと薬剤に対し強い抵抗性を出す。むやみな薬剤使用は逆効果になる。
赤カビ マイコトキシンという危険性の高い毒をつくりだし、口にすると食中毒症状を起こす。免疫力の低い幼児などには命にかかわる。
青カビ 食品だけでなく、家具や押し入れ、畳にも発生し、増殖スピードが早い。
ススカビ 薬剤や光にも強く、アレルギーの原因や悪化を引き起こす。

上記は住まいで発生が多いカビの種類だが、種類によっては薬剤が逆効果となり、除去の際に吸い込むことで食中毒のような症状を起こしてしまう危険性もある。

特にコンクリート壁に発生しやすいのは黒カビといわれており、進行具合では薬剤の使用で、上記記載のように逆効果となる場合もある。

カビの種類・環境・発生原因・進行具合を調査し、適した方法で除去をする必要がある。またカビ除去と共に、今後カビが発生しないように防カビも環境や発生原因を元に専門業者であれば行ってくれる。これは専門的なカビの知識と豊富な経験があってこそ行える。

カビ除去や防止は、怪我や病気と同じように考えられている。初期段階であれば自分で消毒用エタノールなどを用いて殺菌し、菌の繁殖を抑制する。それでもすぐに菌が発生する場合は専門のプロが調査し、適した対応をするべき事柄である。

 

コンクリート壁のカビ予備軍発見のポイント6個!

コンクリート壁のカビ予備軍発見のポイント6個!

コンクリートはアルカリ性のため、基本的にはカビが生えづらいとされているが、年数が経ち

空気中の二酸化炭素と、アルカリ性を保ってくれる水酸化カルシウムが反応すると中性化し、カビが生えやすい状態となる。またコンクリート壁のカビ発生の主な原因は結露である。

上記を踏まえて、カビ予備軍となっているコンクリート壁のチャック項目をお伝えする。下記に多く当てはまる場合には、カビが生えやすい状況であるため、後に紹介する予防を行う必要がある。

①周辺に緑が多くコケも発生している

②表面が凸凹して汚れがたまりやすい

③日当たりが悪い場所である

④風通しが悪い場所である

⑤湿気が溜まりやすい場所である

⑥結露を起こしやすい場所である

※結露を起こしやすいというのは、気温差が生じやすいという場所である。例えば駐車場奥の壁面は冷たいコンクリート壁面に暖まった車体が近づくことで、温かい空気で抱えていた水蒸気が、壁面に触れ急激に冷やされることで水滴となって結露が発生する。

 

コンクリート壁の有効なカビ予防法

コンクリート壁の有効なカビ予防法

コンクリート壁が室内での場合、除湿機を設置する、部屋毎や出来る限りではあるが野外との温度差を出さない、小まめな掃除が予防として上げられる。

カビ発生の条件は、下記の4つが全て満たされて時である。

①温度…5~45℃で発生。20℃以上から活発に、28℃前後が一番盛んになる

②湿度…60%以上で発生。80%以上となると猛烈な勢いで繁殖する

③栄養…埃、たんぱく質汚れ、食品、塗料、建材、あらゆるもの栄養源となっている

④酸素

ただし、カビの中でもコンクリートに発生しやすい黒カビは他の種類よりも繁殖しだすと乾燥にも強いといわれており、湿度や温度が高くなる時期だけでなく、年中チェックし予防しておくことが大切である。

コンクリート壁が野外の場合、抜本的な予防は環境を変えなければならない為非常に難しい。その中でも自分たちで出来る予防法としては下記が考えられる。

■雑草や周辺の緑を整える

■壁に沿わせて物を置かない

■コケや壁表面の掃除を小まめにする

要は

①保湿しそうなものを排除する

②カビの栄養源である汚れを定着させない

③風通りをよくする

ことが大切である。車庫の場合では換気扇を後から換気扇を設置することで大分風通りがよくなったとの声も耳にする。

そして一番の予防方法は、専門業者に防カビを行ってもらうことである。

下記は【カビ発生の様子】→【除カビと防カビの様子】→【除カビ・防カビから3年経過の様子】である。

(カビ発生の様子)

(カビ発生の様子)

(カビのプロによる除カビ・防カビ処理)

(カビのプロによる除カビ・防カビ処理)

(除カビ・防カビから3年経過)

(除カビ・防カビから3年経過)

二枚目と三枚目の違いがわからない程に、高い技術で防カビが行われている。カビ菌核から除去した上での防カビは、繰り返すカビ除去の費用や手間を考えれば、経済的でもあり賢い選択に思える。

 

カビに軽んじた行動をとってはならない

コンクリート壁は結露が起きやすいため、一度カビが発生すると繁殖は一気に進みやすい。よって小さなカビの発見でも放置してカビ胞子を飛ばさないようにしていただきたい。

専門業者への依頼も、状況確認し、見積もりまでは無料で行ってくれるので、その見積もりや説明を受けて納得した上で依頼していただきたい。

カビはただの汚れではなく、生きた菌であり、人体に実害をもたらす点が一番の問題である。もしも専門業者に除カビ・防カビをお願いした場合には、今後の予防方法や保証内容など不安な点も聞いて、心配事のない快適な暮らしを過ごしていただきたい。

『人、建物に優しいカビ取り専門業者による無料見積り/カビラボ』

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

建築業界での経験を活かしたWEBメディアを運営。内装工事マッチングサイト「アーキクラウド」創業者。WEBコンサル事業、コンテンツ販売事業にも携わる。Facebookお友達申請大歓迎です。その他WEB集客、自社メディア構築、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。

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