普段の掃除やカビ対策を見逃してしまいがちなのが押入れだ。
家の中に滅多に開かない押入れがあれば、そこはカビの住家になっている可能性が高い。
押入れのカビを放置していると収納物も併せてカビの餌食となってしまう。
押入れの正しいカビ除去方法とは?対策とは?
早いうちから除去、そして予防をしておく事が被害最小の為に重要である。
『人、建物に優しいカビ取り専門業者による無料見積り/カビラボ』
この記事読むことで理解できること
カビ臭いは危険!既に繁殖は進んでいる
原因は空気の滞留と結露
室内の掃除箇所として意外と見落とされがちなポイントではあるが、押し入れの手入れを怠っていると取り返しのつかない状況に陥ってしまうことがある。
押し入れとは非常に湿気が籠もりやすい。まず言うまでもなく窓は設置されていない。上下左右とも木の板に囲まれ、最悪な事に木材とは湿気による水分を吸着させやすい。つまりは湿気が籠もりやすい材質だ。
更に押し入れの開閉口となる引き戸は滅多に開けないお宅も少なくないだろう。押し入れの奥にしまい込んだ何かを取り出す時、稀に開け閉めする程度であるケースも多いはずだ。
このような暗くてじめじめとした場所にはカビが発生しやすくなる。その原因は空気の対流と結露にある。
空気が滞留するのは先に述べた通り、窓もなく入り口の開け閉めをする頻度も少ない事による。換気がされなければ空気も循環しようがない。押し入れの中にこもった空気は外の新鮮な空気と入れ替わる事がなく、空気が循環しないのであれば一度こもってしまった湿気を帯びた空気を外に逃がす事もできない。
また、湿気が籠もりやすくなるのは夏場だけに限られた事ではない。寒さの厳しい冬は基本的に乾燥した空気に覆われているためついつい見落とされがちではあるが、冬になって注意しなければならないのが結露の発生である。
結露と言えば冬の寒い朝に窓のびっしり発生しているのを見かける機会が多いだろう。これと同じ状況が押入れの中で起こる危険性もある。
結露ができる原因となるのは空気の温度差である。冬は当然ながら室内に暖房を入れるが、温まった部屋に接している押し入れは、その入り口を滅多に開けない引き戸で閉ざされている。温かい室内と、冷たい空気が籠もったままの押し入れの中とでは、温度の開きも大きくなりそれによって結露が発生しやすくなるのである。
さらに深刻なのが押し入れ内の結露には気付かない人が多く、発生した水分をそのまま長い間放置してしまうことだ。毎日このような状態が続けば押し入れの中の湿度の高まりは最悪の状況となり、年末に大掃除を行う時期になった時、そこでようやく事態の深刻さに気付かされる事となるのである。
収納物もカビ除去の対象
一度押し入れにカビが発生してしまうと、その被害はとても深刻なものになりやすい。押し入れの中には一年中入れっぱなしになっている物も多いだろう。そして押入れの中に発生したカビは、押し入れの床や壁のみならずそこにしまってある物にも被害をもたらす事になる。
そこに置いてある荷物もカビ対策の対象として視野に含めなければならない。長いこと放置した結果荷物を処分する事になったという事態にさせないためにも、できるだけ小まめなカビ除去と適切な対策が求められる。
プラスチック製品のように水で洗い流せるものであれば、カビごと綺麗に流してしまえばそれで済むだろう。しかし布団のように一度かびると手におえない物であれば、酷くなれば処分するしかないと言う事態に陥る。
また、カビの被害でより恐ろしいのは健康被害だ。さらにカビとは目に見えるばかりではなく、気付かない所でじわじわと繁殖していく事も多い。押し入れを開け閉めしたり、カビの張った物体を中から取り出したりするたびに、カビの胞子を体内へと吸い込み健康を害する事にもなりかねない。
このように様々な被害を発生させ得る押し入れのカビだからこそ、普段から手を抜くことなく清掃作業に取り掛からなければならない。他の箇所と同等、もしくはそれ以上に入念なカビ除去が必要となるだろう。
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押し入れのカビに気付いたら
中にある物はすべて出す
押し入れにカビが発生しているとある日気づいてしまったら、その時点で行うべき対処方法にはポイントがある。
まずは掃除を始める前の段階だ。発生したカビを見つけると大抵の人はその一カ所にのみ注目しがちであるが、目に見えていないだけでカビの胞子はそこら中に散らばっている恐れがある。よって押し入れのどこか一カ所だけであってもカビを見つけてしまったならば、最初に行うべき事は押し入れの中身を空っぽにさせる事だ。
収納物をよけつつカビのある箇所だけ掃除をするのはやめた方がいい。その理由は単純であり、他のカビ発生個所を見落とす危険性が高いからだ。置いてある荷物が障害物となり視界を妨げ、他に発生してしまっているカビに気付かなければ十分な対処ができたとはとても言えない。
更にもう一点、掃除中に物や衣類を傷める危険性もある。置き場に困ってとりあえず押し入れの中にしまってあるような物は多いだろう。捨てるのが面倒だからとの理由で置いてある物体ならばまだしも、時季ではないから閉まっているヒーター、あるいは扇風機の他、大切な思い出であるアルバムやお気に入りの洋服など、万が一にでもカビてしまっては困るものも多いはずだ。
そしてもう一つのポイントとして、作業中のカビ飛散を防止する事も重要となる。とは言えカビを拭いたり擦ったりする際にはどうしても胞子が飛び散りやすくなる。そのため押し入れのある部屋とその周辺は、窓がある箇所は全て開放しきった方が良い。また可能であれば掃除を行う時には雨の日のように湿度の高い日ではなく、空気が乾燥している晴れの日に行うと言いだろう。
その上であまり無暗にブラシで擦るなどの飛散に繋がる作業をしないように努め、更に自身で胞子を吸い込んでしまわないようマスクの着用は必須となる事を忘れてはならない。
また、押し入れの中を一気に掃除機で吸い上げたくなる人もいるだろうが、ほこりにカビが交じっていれば排気口から一気に胞子を飛散させる事にもなる。少々手間にはなってしまうが掃除機は使わず、手作業で布を使って掃除するのがベストであると言えるだろう。
消毒液でカビ除去を行う
押し入れの中のカビ除去の際に頭を悩ませてしまうのが、カビを除去するために使用する薬剤の選別である。一般的にカビ対策として知られているのはカビキラーだろう。スプレーするだけですぐにカビを漂白できるため、お風呂などには必ず一本置いてある家庭も多いはずだ。
ところがここで問題なのは、カビキラーの成分が強いアルカリ性である事だ。この強力な漂白成分によってカビキラーは黒カビの色素を分解させているのだが、作用が強すぎるあまり木材のような材質に使用してしまうと木材そのものを傷めてしまうことになる。
そこでカビキラーが使えない場合に有効となるのが消毒液だ。薬局に行くと消毒液としてエタノールなどが売られている。一般の人であっても誰もが普通に購入可能であり、さらに価格も一般消費者向けの料金設定となっているため入手しやすい。
押し入れのカビ除去には欠かす事の出来ない必須アイテムとなるため、カビが発生しているのを見かけてしまったらすぐに手元に用意しておこう。押し入れ以外にも室内の壁、木でできた家具などにも使用できるため、日常使いのアイテムとして常備しておくのも良い。以下でエタノールを用いたカビ除去の手順を述べるためぜひとも参考にしてほしい。
手順①
用意するものはエタノールといらない布、もしくはスポンジ。ただしいらない布と言ってもカビが発生しているような汚い物だと意味がないので注意する。
その他に歯ブラシなどがあると細かい所まで作業しやすい。掃除中の自分自身を保護するためにマスクやメガネなどもあると良いだろう。
手順②
布にエタノールを付け、揮発してしまう前に手早くカビ発生個所に塗りつける。この時あまりごしごしと擦りすぎてしまうとカビが飛散するので注意する。
壁の角など細かいところは歯ブラシなどを利用して綺麗にしていく。
手順③
エタノールを壁に塗りつければその部分は色が変わって湿り気を帯びる。その状態のまますぐに荷物をしまってしまえば湿気が籠もるので、乾いたタオルで表面を拭いてから良く乾くまで待つ。
さらにカビを拭いた場合はそれによって床にカビが落ちて汚れてしまうことになる。大抵の掃除で同じ事が言えるが、押し入れの床掃除も床の清掃は最後に行うと良いだろう。殺菌していない状態で掃除機を使うのは厳禁であるが、エタノールを使用した後であればある程度殺菌できていると見込めるため掃除機を使用しても問題ない。
こもった悪臭の除去方法
悪臭の原因はカビ
長く開けられる事のなかった押入れを久々に開けてみた時、ムワッとくるような嫌な臭いを感じた事があるだろう。健康被害をもたらす原因ともなるため、目に見えたカビがすぐに確認できなくとも早急に対処しなければならない。
炭を使ってクリーンな環境を
押し入れの中を消臭するためには市販のビーズ消臭剤などを使う手もある。近年の消臭剤は非常に効果が高い物が多く、押し入れのように狭いスペースであれば臭いを除去する事もそう難しくはないだろう。
しかしこう言ったタイプの商品の弱点は、単純ににおいを吸着させると言う効果しかない事だ。そこでビーズ消臭剤よりも押し入れのカビ対策に効果的なのが脱臭炭となる。
炭には消臭効果があることを知っている人も多いのではないだろうか。実際木炭などはにおい成分を吸着する作用があるとされている。そしてさらにここで炭を使う事によって得られるメリットは、炭そのものが押し入れの中の湿気を除去してくれる事にある。
そもそも押し入れの中にカビが発生するのは湿度が関係してくるため、炭を使う事によって消臭と除湿とのダブル効果を発揮させる事が可能となるのだ。
押入れ戸や収納物は天日干しを
女性は特に臭いに敏感な人が多くカビに反応しやすい人も少なくない。しかし脱臭炭を使って押し入れの中を一時的にクリーンな状況に想わせる事はできても、根本的な部分でのカビ対策が施されていなければ実情は変わらない。
そのため押し入れや収納物は定期的な天日干しを行うことが求められる。収納物を全て外に出して乾かすのと同時に、押し入れ戸を数時間開放させる事によって中の空気を循環させ、壁や床を徹底的に乾かす事が重要だ。
根を張ったカビは掃除以外の方法も
カビを除去できない場合の対処
たとえばプラスチック容器であれば洗ったり拭いたりする事も容易にできるだろう。しかし押し入れの中となるとそう簡単にはいかないものだ。使える薬剤もエタノール程度までに制限されるため、カビの徹底除去はより困難をきわめることとなる。
エタノールだけでは手に負えないカビには、重曹に水と酸素系漂白剤を混ぜて根元にまで塗り込むと言う方法もある。そのまま数時間置くとエタノールで取りきれなかったカビが綺麗になっている事もあるが、素人の手によって深く根を張ったカビが徹底的に殺菌できているかと言えば難しいだろう。
よって押し入れの中のカビ掃除については、次のような少々荒っぽい裏ワザが必要となる場合もある。
根っこごと剥ぎ取る荒業
押し入れを掃除する際のネックは木であることだが、木材だからこそできる事があるのも確かだ。それが削り取る方法である。ガラスやプラスチック材ではそうもいかないが、木材であれば表面を削り取って下の綺麗な部分を表層にしてしまうことも不可能ではない。
そこであまりにも強力なカビが発生したときは、荒めのヤスリなどを使って削ってしまうと良いだろう。ただしカビがあまりにも広範囲に繁殖してしまっていると、この方法は行えないので注意が必要だ。押し入れの木材を単に痛めてしまうだけではなく、発生したカビの胞子をまき散らす事にもなりかねない。
また、通常の掃除をする時と同様、カビを削り取る時にもマスクの着用は必須となるので用意しておくと良いだろう。
最悪の場合は押し入れの張り替え
押し入れの板は張り替える事ができる。ただし余程の事でもない限り自発的に取り換えようと思う箇所ではないはずだ。
一般的にはそう張り替える事のない押し入れの板を張りかえる原因となるのは、やはりここでもその多くがカビである。カビが深刻な状態になりすぎた場合、掃除をした程度ではどうにもならなくなってしまう。最悪の場合には張替えをしなければならない事になるため、普段の掃除を行うときから注意しておく必要がある。
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リフォームに踏み切る前にカビ業者の検討を
深刻なカビも専門のプロなら除去可能
カビだらけで使えなくなってしまった押入れがある場合、そのまま使わずに放置しておく人も中にはいる。しかし押入れのスペースは少なくとも一畳程度はあるお宅が多い。その範囲を無駄にしてしまうのは勿体ない上に、収納スペースが一つ減ると言うのは毎日の家事を行う主婦にとって大きなダメージにもなってしまう。
そこで押し入れの深刻なカビ問題に対処するため、専門のカビ取り業者にカビ除去を依頼する事を推奨したい。素人ではまず対処が無理な状況であっても、専門の知識を持った業者であればカビを除去できるケースもある。
そもそも自分自身で行うカビ除去や対策と、プロが行う作業とではどこが違うのであろうか。壁を張り替えるにしても、DIYのような作業が得意で日頃から行っている人であれば自分でできてしまう場合もあるだろう。
しかしそれこそが素人考えであり、プロが違うのはやはり知識量の豊富さと、一つの知識に対する成熟度である。たとえば壁を張り替えるとなった時、一般の素人、あるいはカビ知識のないリフォーム業者であれば、カビがどこまで根を張っているか見極める事ができずに表面だけ綺麗な状態にしてしまう場合がある。張り替えた事に変わりはないため一見すれば確かに綺麗になったように見えるだろう。
しかしここで問題なのは、根元までカビを除去しないまま表面に板張りをしてしまっている状態であるため、年数と共に根のカビが表層へと出てきてしまい結果として元の状態へと戻ってしまう所にある。
また、奥に根を張ったカビに気付かないままその胞子を吸い込み続けてしまった場合、体制のない子供などは特にアレルギーを引き起こす危険性が高まってしまうだろう。押し入れの中に入って遊ぶ子供は多い。もちろん子供だけではなく、押し入れの中を掃除する主婦などもカビの脅威にさらされてしまうこととなる。
このようなリスクを回避するためにも、専門業者への依頼が多くの場面で推奨される事となるのである。
リフォームよりもはるかに安価
元々リフォームを検討していたお宅であれば問題ないが、押し入れのカビのためだけに一部リフォームを検討するのはあまり経済的ではない。その一方でカビ取りの専門業者への依頼であればリフォーム程の大掛かりな事をせず、さらに安い費用で綺麗な状態に蘇らせる事ができる。
たとえばリフォームを行うとなれば時間も長くかかる上、たとえどんなに少額に、かつ狭い範囲に抑えたとしても数十万円から、大掛かりな作業を要すれば数百万円にのぼる費用を見ておく必要が出てきてしまうだろう。しかしカビ取り業者に依頼した場合、これよりもはるかにコストを抑える事が可能となる。
カビ取り業者への作業依頼相場としては、1平方メートル当たり1500円といったところだ。ここに防カビのようなオプションを付けても1平方メートル当たり3000円程度の安価な料金で抑えられる。
たとえば大きな施設の入浴場などとは異なり、一般家庭の押し入れであればその広さもある程度は上限がある。広い収納スペースを持ったクローゼットなどであっても、そこまで高額な費用が掛かる事は滅多にないだろう。
リフォームを踏み切る前にカビ取り業者への依頼を検討する事は経済的なメリットにも繋がると言えるだろう。
押入れカビ予防の基本は3つ!
余裕のある収納で風の通り道を確保
家の中にある押し入れやクローゼットの中を一度確認してみてほしい。隙間が全くない状態に荷物や家具などを押し込み、見苦しいまでにギュウギュウ詰めの状態にしてしまっていないだろうか。
これは押し入れにカビを発生させる原因の一つとなる。押し入れのカビ予防のため第一に注意するべきは、押し入れの中にものを入れすぎないようにして余裕のある収納を心掛ける事である。物と物、あるいは物と壁の間に適度な間隔が保たれる事により、敷き詰めた状態に比べて風邪の通り道を確保しやすくなる。湿度が籠もりやすい時期であってもいくらか空気循環が良くなり、その分カビの発生を抑制する事ができるようになる。
換気は習慣的に行う
押し入れの中からは定期的に物を出して乾かしておくのが理想的である。布団や衣類は特に湿気を溜め込みやすく、それをそのまま仕舞いっぱなしの状態にしておけば空気が籠もってしまうのも仕方ない。
来客がないようなときは押し入れの戸を開けておくのも良いだろう。入り口が開放されていれば空気が出入りする事となるため多少は結果が異なるはずだ。日に数時間でも良いので押し入れを喚起させる習慣を身につけるのもポイントだ。
スノコを敷いて直置きしない
押し入れの中には布団を収納している人も多い。お客様用として普段は使わない布団をしまっておく家庭も少なくないはずだ。ところがその一方で、日常使いの布団を毎日押し入れの中にしまっておく人も一定数存在する。
夜使用して朝になってから仕舞うと言うことを繰り返しているとどうなるだろうか。人は寝ている間にも汗をかく。これは夏ばかりの話ではなく冬であっても同様だ。夜のうちにかいた汗で布団は湿った状態となるが、そのまま押し入れに収納していると言う事は湿気の塊を押し入れの中に放置しておくのと同じことを意味する。
そのため布団を押し入れに収納する際には下にスノコを敷いておくと良い。このひと手間によって空気を通しやすくし、押し入れだけではなく布団の防カビにも繋がる。
理想としてはきちんと干してから収納する事であるが、難しい場合にはスノコを用意しておくとカビ対策となるので覚えておくと良いだろう。
押さえておくべき押し入れカビ対策グッズ
除湿シートは手軽で安価に購入可能
押し入れにカビが生えたと言う話は人にあまりしたくないはずだが、意外にも押し入れのカビで悩んでいる人は少なくない。それだけカビが発生しやすいポイントであると言う事でもある。
多くの人々を悩ませるカビ発生個所であるからこそ、それに対抗するためのお役立ちグッズは至る所で生まれるものだ。たとえば除湿シートは手軽に使用できるうえに価格も低いため主婦に嬉しい良品となるだろう。
除湿シートの使い方としては押し入れの中にただ入れておくだけで良い。何かの手間をかける必要がないと言うのもこの手の商品の魅力である。
またはスノコと布団の間に挟んで収納しておくといった手もある。押し入れの木材のみならず、押し入れに収納する物の除湿も兼ね備える事が可能だ。
除湿機で徹底除湿
押し入れのカビ対策グッズとして忘れてはならない存在がある。それが除湿機だ。除湿シートよりも費用は掛かるが除湿機を利用すれば快適な押入れ環境を保ちやすくなる。空気そのものから湿気を除去してくれるため、臭い対策にも繋がり綺麗好きな人にとってはとても嬉しい効果を発揮してくれる事だろう。
スペースを考えてもそこまで長時間運転させておく必要はない。1日の中で気づいた時に2時間か3時間程度除湿させておけば良いだろう。省エネタイプの除湿機もメーカーによっては発売されているため、電気代が気になる人でもタイプを選別して購入すれば経済的に利用できる。梅雨の時期のように四六時中湿度の高い季節などにはお役立ちグッズとなるはずだ。
また、わざわざ除湿機を購入しなくとも室内に設置されているエアコンを使用するという手段もある。エアコンが設置されている部屋に押し入れがあれば、戸を開けた状態で除湿設定にさせて運転させておけば良い。エアコンの内部に吸収された水分はそのまま屋外へと出て行くため、除湿機を購入したくない人には強い味方となるだろう。
取り返しがつかなくなる前にプロに相談
押し入れの乾燥や掃除と言うほんのひと手間をサボってしまったばっかりに、取り返しのつかない状態にまで押し入れ内の環境を悪化させてしまうケースは実際にある。
これは他人事ではなく、高温多湿の日本では誰もが注意しなければならない出来事だ。冬になっても気を抜くことはできず、結露の発生と言うカビにとって最高の環境を放置してしまう人も少なくはない。
このようなついうっかりを長年続けた結果、押し入れを張り替えるような事態にさせてしまわないためにも、日頃から押し入れの中の乾燥と小まめな清掃は心がけておくべきである。しかしそれでもなおカビの発生が防げなかったときには、最終的に専門業者へカビ除去の依頼をする事も視野に入れておくと良いだろう。
素人の手による清掃では一見すれば綺麗になったように見えても、実は深くに根を張ってしまったカビが生き残っている事も良くある。しかしカビ取りの専門業者に依頼すれば、プロの技術で安全にカビを除去してもらえるうえ、リフォームのような大掛かりな作業による莫大な費用を必要とする事もない。
非常にコスパが良く、そして結果にも満足いく事が期待できるだろう。取り返しのつかない状態になってしまう前に業者の検討をしておく必要もある。
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